東京都西多摩郡奥多摩町にひっそりと佇む奥氷川神社。多摩川と日原川の合流点という、まさに自然のエネルギーが凝縮された場所に鎮座しています。この神社、ただの神社ではありません。武蔵国(現在の東京、埼玉、神奈川の一部)における氷川信仰の中心地、「武蔵三氷川」の奥社にあたる古社なのです。
古代からの歴史を刻む
奥氷川神社の創建は、なんと1世紀にまで遡ると言われています。日本武尊が東征の際に祀った社が起源とされ、その後、貞観2年(860年)に无邪志国造の出雲族によって「奥氷川大明神」として再興されたと伝えられています。出雲族といえば、風水術に長けたサイキック集団。彼らがこの地を選んだことからも、奥氷川神社が持つ特別な力が感じられます。
秘められた力とご利益
奥氷川神社のご祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)、建御名方命(たけみなかたのみこと)の三柱。素戔嗚尊は厄除けの神様として、奇稲田姫命は良縁の神様として、建御名方命は武神として知られています。この神社を訪れることで、厄除け、良縁祈願、そして力強いエネルギーを授かることができるでしょう。
ミステリーと伝説
奥氷川神社には、数々のミステリーや伝説が残されています。
知られざる裏話
奥氷川神社は普段無人の神社ですが、実は御朱印をいただける場所があります。それはなんと、近くの精肉店「一松肉店」。月曜日から土曜日まで、こちらで御朱印をいただくことができます。肉屋さんで御朱印をいただけるなんて、ちょっと面白いですよね。
また、奥氷川神社では、毎年8月第2日曜とその前日に「大氷川の獅子舞」が行われます。江戸時代寛政年間以前から行われていたというこの獅子舞は、自然災害を追い払い、五穀豊穣・無病息災を願って奉納されるもので、3匹の獅子が太鼓に合わせて舞い踊る姿は圧巻です。
奥多摩の自然と歴史を感じる旅へ
奥氷川神社は、奥多摩の豊かな自然と歴史が融合した、まさにパワースポットです。都会の喧騒を離れ、静寂の中で神聖な空気を味わってみませんか?きっと、心身ともにリフレッシュできるはずです。
アクセス: JR青梅線奥多摩駅から徒歩すぐ。
住所: 東京都西多摩郡奥多摩町氷川178
注意点: 普段は無人のため、御朱印は一松肉店でいただく必要があります。また、お祭り期間中は大変混雑しますので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
奥氷川神社を訪れて、あなたも歴史と伝説のミステリーに触れてみてください。
参考資料
[2]https://coconala.com/blogs/676299/224136
[3]https://jishatanbou.com/entry/2021/12/11/210000
[4]https://www.city.hitachi.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/004/734/mystery.pdf
[5]https://note.com/komaweb20/n/nc814f55509a5
[6]https://ameblo.jp/korgen/entry-12863260665.html