基本情報
- 所在地: 愛知県知多郡南知多町大字篠島字神戸101
- 主祭神: 大土御祖神(おおつちみやのかみ)、大年神(おおとしかみ)、宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)
- アクセス: 名鉄河和駅から無料シャトルバスで河和港へ。そこから観光船で篠島港へ。所要時間は約30分。
- 特徴: 交通安全、海上安全、そして近年では縁結びの神としても信仰を集めています。篠島にあるもう一つの神社、八王子社と合わせて参拝する人が増えています。
歴史と伝説
篠島神明神社の歴史は古く、その起源は『日本書紀』にまで遡ります。伝説によれば、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神を伊勢に遷座する際、篠島に立ち寄り、この地を御神領と定め、荒御魂を祀ったとされています。
宝亀2年(771年)には、伊勢神宮から土之宮三座を勧請し、「伊勢土之宮」と称されました。伊勢神宮への参拝者は、まず篠島に渡り、伊勢土之宮に参拝するのが習わしだったそうです。悪天候などで篠島に渡れない場合は、伊勢国の二見浦に設けられた遥拝所から篠島の方向を眺めて参拝したと言われています。
その後、伊勢土之宮は神明宮、神明社と改称され、昭和20年代に現在の「神明神社」となりました。
境内からは縄文時代後期の貝塚も発見されており、古くから人が生活していたことがわかります。
20年ごとに行われる伊勢神宮の式年遷宮では、伊勢神宮の古材を譲り受けて社殿を建て替えるという、深い繋がりがあります。この際に出た神明神社の古材は、八王子社の社殿の造営にも使われています。
神明神社と八王子社:縁結びの聖地
篠島には神明神社の他に、八王子社という神社があります。神明神社が「女宮」、八王子社が「男宮」とされ、近年では両社が縁結びの神社として注目を集めています。多くの若い男女が参拝に訪れるようになりました。
八王子社は海の神、船の神として信仰されており、鎌倉時代中期に伊勢国渡会郡の箕曲大社から勧請されたと伝えられています。
パワースポットとしての魅力
神明神社は、その歴史と伊勢神宮との深い繋がりから、多くの参拝者にとってパワースポットとして魅力的な場所となっています。境内からは、穏やかな海と美しい自然を感じることができ、心身ともに癒される空間です。
また、神明神社と八王子社は、それぞれ異なる神様を祀っており、それぞれの神様のパワーを感じることができるでしょう。
その他
篠島には、神明神社や八王子社以外にも、多くのパワースポットが存在します。太一岬キラキラ展望台は、伊勢神宮の遷宮で譲り受けた古材を使用した鳥居があり、「伊勢神宮遥拝所」として親しまれています。また、平成29年度には「恋人の聖地」にも認定されています。
島全体がパワースポットとして、多くの観光客を魅了しています。
このブログ記事の情報は2025年3月7日現在の情報に基づいて作成されています。
関連リンク・参考文献
[1] パワースポット | 愛知県南知多の篠島にあるビーチの目の前「浜辺の宿 大舟」海の幸がふんだんに召し上がれます。
[2] 篠島 神明神社 公式ウェブサイト » 神宿る島
[3] 神明神社 | 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now
[4] 篠島 神明神社 公式ウェブサイト » アクセス
[5] 神明神社 (南知多町篠島) – Wikipedia
[6] 神明神社の御朱印・アクセス情報(愛知県河和駅)|ホトカミ
[7] 神明社(知多郡南知多町片名) – あいちを巡る生活って
[8] 神明神社【篠島】愛知県南知多での観光・宿泊・海水浴は、鯛としらすとふぐの島へ | 【篠島】愛知県南知多での観光・宿泊・海水浴は、鯛としらすとふぐの島へ