京都の隠れた名所、梨木神社の魅力に迫る!萩と名水、そして歴史の息吹

京都市上京区、静かな住宅街に佇む梨木神社。その歴史と魅力を紐解いていきましょう。

基本情報

  • 正式名称: 梨木神社(なしのきじんじゃ)
  • 所在地: 京都府京都市上京区寺町通広小路上ル染殿町680
  • 祭神: 三條実万(さんじょうさねつむ)、三條実美(さんじょうさねとみ)
  • 旧社格: 別格官幣社
  • アクセス: 市バス「府立医大病院前」下車徒歩3分。地下鉄烏丸線「丸太町駅」「今出川駅」、京阪電車「神宮丸太町駅」「出町柳駅」からも徒歩圏内。ただし、駐車場は台数に限りがあり、特に萩まつりの時期は利用が難しい場合があります。近隣に有料駐車場あり。

萩の宮と名水、染井の水

梨木神社は、約500株の萩が境内を彩る「萩の宮」として知られています。9月中旬から下旬には「萩まつり」が開催され、弓術、狂言、尺八、舞踊などが奉納される、秋の風情あふれるイベントです。

境内には、京都三名水のひとつ「染井の水」と呼ばれる井戸があります。平安時代には6つの井戸があり、宮中の女官が衣服の染物に使っていたと伝えられています。現在では水量は減っていますが、今も清らかな水が湧き出ています。

明治維新の功臣を祀る

梨木神社は、明治18年(1885年)に創建されました。祭神である三條実万と三條実美父子 は、明治維新に大きく貢献した人物です。彼らの功績を偲び、多くの参拝者が訪れます。一の鳥居と二の鳥居の扁額は、それぞれ閑院宮載仁親王と久邇宮朝彦親王の揮毫によるものという、由緒ある神社です。

ハート型の葉を持つご神木

境内には、葉がハート型をしていることから「愛の木」と呼ばれる桂の木があります。この木を撫でながら願い事をすると叶うという言い伝えがあり、恋愛成就を願う人々にも人気です。

その他

上田秋成や湯川秀樹など、著名人の歌碑も建立されています。境内は四季折々の美しい景色を楽しめ、静寂の中でゆったりと過ごせる癒やしの空間です。結婚式も執り行われており、琴の雅楽生演奏が式を彩ります。

梨木神社を訪れて

歴史と自然、そして静寂が調和する梨木神社。京都観光の際には、ぜひ訪れて、その魅力を体感してみてください。 萩の美しい季節には、特に風情があります。 忘れられない思い出となることでしょう。

関連リンク・参考文献

[1] 梨木神社 (京都・上京区)|少人数挙式・家族婚なら家族挙式
[2] 梨木神社|【京都市公式】京都観光Navi
[3] 梨木神社 – Wikipedia
[4] 梨木神社 | スポット一覧 | 京都府観光連盟公式サイト
[5] 梨木神社

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