霧島神宮:神話と七不思議に彩られた聖地

鹿児島県霧島市に鎮座する霧島神宮は、天孫降臨神話ゆかりの古社として知られ、南九州最大級のパワースポットとして国内外から多くの参拝者を集めています。令和4年2月9日には、本殿、幣殿、拝殿が国宝に指定され、その歴史的・文化的価値が改めて認められました。

基本情報

  • 所在地: 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
  • 御祭神: 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
  • アクセス: JR霧島神宮駅からタクシーで約10分、九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから約40分
  • 駐車場: あり
  • 拝観料: 無料

天孫降臨と悠久の歴史

霧島神宮の創建は6世紀頃と伝えられ、当初は霧島連山の高千穂峰付近にありました。しかし、度重なる火山噴火により社殿は焼失と再建を繰り返し、現在の社殿は江戸時代の正徳5年(1715年)、薩摩藩主島津吉貴によって建立されました。鮮やかな朱色の社殿は、その豪華絢爛な造りから、島津氏の深い信仰心を窺い知ることができます。

高千穂峰は、古事記に記される天孫降臨の地として知られ、霧島神宮は「もう一つの天孫降臨の地」として崇敬を集めています。ニニギノミコトが天照大神の命を受け、地上に降り立ったとされるこの地には、神聖な空気が漂い、訪れる人の心を癒やします。

霧島七不思議:ミステリーに包まれた神秘

霧島神宮とその周辺には、古くから「霧島七不思議」と呼ばれる不思議な現象が伝えられています。その内容は様々で、季節によって水量が増減する御手洗川、かつては風が吹き出していたという風穴、亀の形をした亀石など、科学的な説明がつかない現象が多く含まれています。これらの不思議な現象は、神霊の働きや、火山活動による地質学的要因など、様々な解釈がなされていますが、その謎は未だ解明されていません。

これらの七不思議を探訪するのも、霧島神宮を訪れる醍醐味の一つと言えるでしょう。神秘的な雰囲気に包まれた境内を散策し、これらの謎を巡りながら、独自の解釈を深めてみるのも良いかもしれません。

九面信仰:独特の信仰と縁起物

霧島神宮には、古くから「九面」と呼ばれる9つの仮面が伝承されており、独特の信仰を集めています。九面は、金運や商売繁盛、家内安全など、様々なご利益があるとされ、お守りやグッズとして販売されています。

周辺の観光スポット

霧島神宮周辺には、霧島温泉郷や神話の里公園など、魅力的な観光スポットが数多くあります。雄大な自然と歴史に触れながら、充実した旅を計画してみてはいかがでしょうか。

まとめ

霧島神宮は、天孫降臨神話と七不思議に彩られた、神秘的で魅力あふれる聖地です。歴史と自然、そしてミステリーが融合したこの地で、忘れられない体験をしてみてはいかがでしょうか。

関連リンク・参考文献

[1] ご神木に神官の姿!七不思議伝説が残る 霧島市「霧島神宮」 | ORICON NEWS
[2] 鹿児島県霧島市|天孫降臨神話
[3] 霧島神宮|九州への旅行や観光情報は九州旅ネット
[4] 【霧島神宮】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
[5] もう一つの天孫降臨の地「霧島神宮」@鹿児島
[6] 実は神宮3社参りだった 霧島神宮編 | マヤ暦と神社めぐり 宇宙のエネルギーと共鳴する旅
[7] 霧島神宮 | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅
[8] 霧島七不思議 ~猛暑を吹き飛ばす!?真夏のミステリー!~ | フォトドラ かごしまオールトヨタ フォトドライブプロジェクト

By ando