福島県東白川郡棚倉町八槻にある八槻都々古別神社(やつきつつこわけじんじゃ)。奥州一宮として知られるこの神社は、悠久の歴史と数々の伝説、そして神秘的な魅力を秘めています。今回は、その歴史、伝説、そして見どころを深掘りしていきます。
基本情報
- 名称: 八槻都々古別神社(やつきつつこわけじんじゃ)
- 所在地: 福島県東白川郡棚倉町大字八槻字大宮224
- 祭神: 味耜高彦根命(あぢすきたかひこねのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)
- 旧社格: 国幣中社
- アクセス: 東北自動車道白河ICから車で約45分、JR水郡線近津駅から徒歩約10分。駐車場あり(約20台)。
歴史と伝説:日本武尊と八つの槻
八槻都々古別神社は、古くから「近津三社」の一つとして知られています。「近津三社」とは、棚倉町の馬場都々古別神社(上宮)、八槻都々古別神社(中宮)、そして茨城県大子町の近津神社(下宮)の三社を指します。
神社の創建は、景行天皇の皇子である日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征にまつわる伝説に深く関わっています。日本武尊が八溝山の東夷の大将を討伐した際、守護として現れた三神が鉾建山から矢を放ち、その矢が落ちた場所が「箭津幾(やつき)」となり、神社が創建されたと伝えられています。
また、別の伝説では、この地に8人の土蜘蛛が住んでおり、日本武尊がそれらを退治した際に、射抜かれた矢から槻の木が生え、「八槻」という地名になったとされています。これらの伝説は、神社の歴史の深さと、地域の人々にとって特別な存在であることを物語っています。
見どころ:国指定重要無形民俗文化財「御田植祭」
八槻都々古別神社の見どころの一つに、国指定重要無形民俗文化財である「御田植祭」があります。旧暦1月6日に行われるこの祭りは、約400年の歴史を持ち、豊作を祈願する神事です。餅で作った農具や松枝を用いて、田植えの過程をユーモラスに演じる様子は、見る者を魅了します。
その他にも、霜月大祭(12月第2土・日曜日)など、年間を通して様々な祭事が行われています。秋には境内が紅葉で美しく彩られ、また、国指定重要文化財の銅鉢や県指定文化財など、多くの貴重な文化財も所蔵されています。
神秘と魅力:パワースポットとしての八槻都々古別神社
八槻都々古別神社は、歴史と伝説、そして美しい自然に囲まれた、まさにパワースポットと言える場所です。静寂に包まれた境内には、神聖な空気が漂い、訪れる人の心を癒やします。紅葉の美しい秋はもちろん、雪景色となる冬もまた違った魅力があります。
まとめ
八槻都々古別神社は、歴史、伝説、そして豊かな自然が織りなす、魅力あふれる神社です。福島県を訪れた際には、ぜひ足を運んで、その神秘的な雰囲気と歴史に触れてみてください。 御田植祭などの祭事の時期に合わせて訪れると、さらに深い体験ができるでしょう。
関連リンク・参考文献
[1] Redirecting to https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/110567
[2] 八槻都々古別神社|東北の観光スポットを探す | 旅東北 – 東北の観光・旅行情報サイト
[3] 棚倉町・陸奥国一之宮・式内・重文「八槻 都々古別神社」(つつこわけじんじゃ) | ROCK旅猫のノスタルジック・ジャーニーズ♪
[4] お探しのページは見つかりませんでした | 棚倉町公式ホームページ
[5] 八槻都々古別神社(棚倉町)
[6] 福島県史料情報 第7号 | 福島県史料情報 | 収蔵資料と刊行物・目録 | 福島県歴史資料館
[7] 八槻都々古別神社(福島県棚倉町)再訪☆雨の苔むす神社 | もっともっと巡りたガール
[8] 都々古別神社の宝物 | 福島県立博物館 Fukushima Museum
[9] 都々古別神社 – Wikipedia
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[11] 都々古別神社(八槻) | 全国の一の宮 | 一の宮巡拝会
[12] 福島パワースポット八槻都々古別神社のご利益とは?読み方、三社参り、御朱印、お守り、駐車場、アクセス情報を解説! – みんなの日本茶サロン
[13] 八槻都々古別神社: 信夫の郷にて
[14] YouTube