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「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮は、香川県仲多度郡琴平町にある、歴史と神秘に満ちた神社です。標高521mの象頭山（ぞうずさん）中腹に鎮座し、その長い石段は、多くの参拝者を魅了し続けています。
基本情報
- 所在地: 香川県仲多度郡琴平町字川西892番地1
- 主祭神: 大物主神（おおものぬしのかみ） （相殿：崇徳天皇）
- アクセス: JR琴平駅より徒歩20分、琴電琴平駅より徒歩15分
- 参拝時間: 6:00～18:00
- 拝観料: 無料（宝物館、高橋由一館などは有料）
785段の石段と、その先に待つもの
金刀比羅宮のシンボルといえば、なんといっても参道口から御本宮まで続く785段の石段です。息を切らしながら登る石段の両側には、土産物屋や飲食店が軒を連ね、活気に満ち溢れています。石段を登りきった先に待つのは、壮大な景色と、古来より人々の信仰を集めてきた神々です。奥社まで登ると、さらに683段、合計1368段の道のりとなります。体力に自信のある方は、ぜひ奥社まで足を運んでみてください。
神々の物語：大物主神と崇徳天皇
金刀比羅宮の主祭神は大物主神です。農業、殖産、医薬、海上守護など、幅広い神徳を持つ神様として、古くから人々の信仰を集めてきました。また、相殿には崇徳天皇が祀られています。保元の乱の後、讃岐に配流された崇徳天皇は、金刀比羅宮に参籠し、その霊験を深く信仰したと伝えられています。
伝説とミステリー：水瓶伝説とUFO伝説
金刀比羅宮には、いくつかの興味深い伝説が残されています。その一つが「水瓶伝説」です。境内にある水瓶に一円玉を浮かべることができれば、良いことがあると言われています。また、近年では「UFO伝説」も注目を集めています。古くから伝わる「神秘の光」の目撃談が、UFO目撃情報と結びつけられることもあるようです。これらの伝説は、金刀比羅宮の神秘性をさらに深めています。
見どころ：宝物館、高橋由一館、旭社など
金刀比羅宮の境内には、数多くの見どころがあります。宝物館には、金刀比羅宮ゆかりの貴重な宝物が展示されています。また、日本近代洋画の祖である高橋由一の油絵を多数所蔵する高橋由一館も必見です。さらに、重要文化財に指定されている旭社（あさひのやしろ）は、精巧な彫刻が施された美しい社殿です。
こんぴら狗と金毘羅講
江戸時代には、金刀比羅宮への参拝が盛んに行われていました。中には、飼い主の代わりに参拝する犬「こんぴら狗」もいたそうです。また、参拝の費用を負担するために結成された「金毘羅講」という互助組織も存在し、人々の信仰の深さを物語っています。
四季折々の景色
金刀比羅宮は、四季を通じて美しい景色を楽しむことができます。春には桜、初夏にはツツジ、秋には紅葉と、それぞれの季節に合わせた美しい景色が広がります。
金刀比羅宮は、単なる神社という枠を超え、歴史、文化、自然、そして神秘が融合した、魅力あふれる場所です。ぜひ一度、訪れてみてください。
関連リンク・参考文献
[1] 金刀比羅宮 – Wikipedia
[2] 金刀比羅宮に伝わる天空飛翔体UFO伝説を追う！ 四国のパワースポット・ミステリー現場｜webムー 世界の謎と不思議のニュース＆考察コラム
[3] 金毘羅権現 – Wikipedia
[4] 香川屈指のパワースポット！金刀比羅宮の観光ガイド | GOOD LUCK TRIP
[5] 金刀比羅宮 | 由緒
[6] 金刀比羅宮｜スポット・体験｜香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネット
[7] YouTube
[8] 金刀比羅宮 | 観光スポット | こんぴら へおいでまい | 古き良き文化の町ことひら 琴平町観光協会
[9] 金刀比羅宮 | 松山市公式観光情報サイト｜四国松山 瀬戸内松山