三重県鈴鹿市に鎮座する椿大神社は、全国2000社余りある猿田彦大神を祀る神社の総本社として知られています。伊勢平野を見下ろす鈴鹿山系の麓に位置し、古くから人々の信仰を集めてきた歴史ある神社です。近年では、縁結びのパワースポットとしても注目を集めており、多くの参拝者で賑わっています。
基本情報
- 名称: 椿大神社(つばきおおかみやしろ)別名:猿田彦大本宮
- 所在地: 三重県鈴鹿市山本町1871番地
- 主祭神: 猿田彦大神
- 創建: 伝承では垂仁天皇27年
- アクセス: 近鉄平田町駅からC-BUS椿・平田線で約55分、椿大神社下車すぐ。鈴鹿ICから車で約10分。
猿田彦大神と椿大神社の深い繋がり
猿田彦大神は、天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天界から地上に降り立つ際に先導した道案内の神様として知られています。道開き、開運、そして旅の安全を司る神として信仰を集めています。椿大神社は、その猿田彦大神を祀る神社の中でも、総本社として特別な位置づけを占めています。昭和10年、内務省神社局の調査により全国約2000社の猿田彦大神を祀る神社の総本社「地祗猿田彦大本宮」に認定されました。
境内を彩る見どころ
広大な境内には、多くの見どころがあります。荘厳な拝殿、神聖な雰囲気漂う本殿、そして恋愛成就のパワースポットとして名高い「かなえ滝」など、見どころ満載です。特に「かなえ滝」は、その美しい景観と、願いを叶えてくれる力があると信じられており、多くの参拝者が訪れています。
伝説とミステリー:断り乃鳥居
境内には、「断り乃鳥居」と呼ばれる独特の鳥居があります。これは、かつて武士が神社の木を勝手に伐採して建物を建てたところ、一夜にして燃えてしまったという伝説に由来しています。神罰を恐れた武士が、お詫びとして建てたのがこの鳥居だと言われています。この伝説は、神社の威厳と神様の力の大きさを物語っています。
椿大神社と地域社会
椿大神社は、地域社会においても重要な役割を果たしています。例祭である10月11日には、盛大な神事が行われ、地域住民にとって大切な行事となっています。また、獅子舞発祥の地とも言われており、古くからの伝統芸能が受け継がれています。
開運と縁結びの聖地として
椿大神社は、開運や縁結びを願う人々にとって、まさに聖地と言えるでしょう。神聖な雰囲気の中で、心静かに祈りを捧げれば、きっと何かを感じることができるはずです。鈴鹿を訪れた際には、ぜひ椿大神社に足を運んでみてください。
その他、周辺観光スポット
- 横山展望台(横山天空カフェテラス)
- 万葉の里公園
- 夫婦岩
- 石神さん(神明神社)
この情報は2025年6月17日現在の情報に基づいて作成されています。
関連リンク・参考文献
[1] 椿大神社 – Wikipedia
[2] 【椿大神社】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
[3] 椿大神社は、猿田彦大神を祀る全国二千余社の本宮。全国から参拝者が絶えない神社の魅力をご紹介。 | 取材レポート | 観光三重(かんこうみえ)
[4] 境内マップ | 御祭事 | 椿大神社
[5] <椿大神社>三重県 – 桑名・四日市エリアの神社仏閣【旅色】