櫛引八幡宮:国宝と河童伝説が織りなす、青森の神秘

青森県八戸市に鎮座する櫛引八幡宮は、800年以上の歴史を誇る由緒ある神社です。南部氏初代・南部光行公が甲斐国の八幡大明神を勧請したと伝えられ、南部藩の総鎮守として、古くから多くの信仰を集めてきました。

歴史と文化財

貞応元年(1222年)、四戸の櫛引村に創建されたとされる櫛引八幡宮。本殿をはじめとする5棟の社殿は、江戸時代前期の社殿形式を伝える貴重な遺構として、国の重要文化財に指定されています。

境内には「国宝館」があり、国宝の赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)と白糸威褄取鎧(しろいとおどしつまどりよろい)をはじめ、数々の宝物や建築装飾を見学することができます。 これらの国宝は、その精緻な作りと歴史的価値から、多くの人々を魅了しています。 また、県内最古の洋風建築である「明治記念館」(旧八戸小学講堂)も境内で見ることができます。

河童伝説とミステリー

櫛引八幡宮には、ユニークな河童伝説が残されています。境内には左甚五郎作と伝わる河童の彫刻があり、その存在は、神社に神秘的な雰囲気を添えています。 この河童、メドツと呼ばれるそうで、母子像などもあり、境内で見ることができます。 河童伝説の詳細については、神社のウェブサイトや地元の伝承を探ってみるのも良いでしょう。 また、四戸という地名が現在存在しないことにも、興味深い歴史的背景が隠されているようです。 四という数字が不吉とされたため、地名から消えたという説があります。

パワースポットとしての魅力

国宝や河童伝説、そして歴史的な背景を持つ櫛引八幡宮は、多くの参拝客や観光客にとって魅力的なパワースポットとなっています。 静かで荘厳な雰囲気の境内は、日々の喧騒を忘れさせてくれる癒やしの空間です。 境内には樹齢数百年という老杉が立ち並び、神聖な空気を醸し出しています。 春の春季大祭や秋の秋季大祭、そして流鏑馬神事など、年間を通して様々な神事が行われ、多くの人々が集まります。

アクセスと情報

  • 住所: 青森県八戸市八幡字八幡丁3
  • 電話番号: 0178-27-3053
  • アクセス: JR八戸駅から車で約10分、南部バス「櫛引八幡宮前」下車
  • 国宝館入館料: 大人400円、中・高校生300円、小学生200円、幼児無料

櫛引八幡宮は、歴史、文化、そして神秘的な伝説が融合した、青森県八戸市を代表する観光スポットです。 国宝級の文化財と、ユニークな河童伝説を体感しに、ぜひ訪れてみてください。

関連リンク・参考文献

[1] 櫛引八幡宮 – Wikipedia
[2] 櫛引八幡宮|スポット・体験|【公式】青森県観光情報サイト Amazing AOMORI
[3] 河童が神社に!国宝がある八戸市・櫛引八幡宮の河童伝説と南部の歴史 | ORICON NEWS
[4] 櫛引八幡宮 | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト
[5] 八戸市のパワースポット
[6] 神様巡り始めました。: 櫛引八幡宮
[7] 櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)| 青森県八戸市にある神社
[8] 旅サラダPLUS|朝日放送
[9] https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kotsu/seikatsu/files/aomori.pdf
[10] 【櫛引八幡宮】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
[11] 八幡馬 – 日本三大駒の一つで南部の馬産地に伝わる縁起物の郷土玩具【青森県八戸市】

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