勇壮な「灘のけんか祭り」で知られる!姫路の松原八幡神社

兵庫県姫路市白浜町に鎮座する松原八幡神社。その名を知らしめるのは、なんといっても毎年10月14日、15日に行われる「灘のけんか祭り」です。神輿同士をぶつけ合う勇壮な祭りは、全国的にも有名で、多くの観光客を魅了しています。

基本情報

  • 名称: 松原八幡神社(まつばらはちまんじんじゃ)
  • 所在地: 兵庫県姫路市白浜町甲399番地
  • 祭神: 中殿・品陀和気命(応神天皇)、左殿・息長足姫命(神功皇后)、右殿・比咩大神(比咩三神)
  • 旧社格: 県社
  • 主な祭礼: 厄神祭(2月18日、19日)、秋季例大祭(灘のけんか祭り、10月14日、15日)

歴史と伝説:幾度もの火災と復興を遂げた神社

松原八幡神社の歴史は古く、社伝によれば天平宝字7年(763年)4月11日、妻鹿の漁師が海から「八幡大菩薩」と書かれた霊木を拾い上げ、それを祀ったことが始まりとされています。宇佐神宮の勧請であるとも伝えられています。

しかし、その歴史は決して平坦ではありませんでした。応仁の乱(1467年頃)では山名氏の報復により社殿を焼失。その後、赤松政則氏によって再建されますが、天正元年(1573年)には羽柴秀吉の三木城攻めの際に、別所長治の怒りを買い、再び火災に見舞われました。幾度となく焼失と復興を繰り返してきた神社の、その歴史の重みを感じます。現在の社殿は、大正13年に建てられたものを平成7年に復興したものです。

見どころ:歴史的建造物と勇壮な祭り

神社境内には、延宝7年(1679年)建立の楼門(随神門)など、歴史を感じさせる建造物が残されています。姫路市指定有形文化財にも指定されており、見応え十分です。

そして、何と言っても最大の見どころは「灘のけんか祭り」。神輿が激しくぶつかり合う様は、まさに圧巻。その勇壮な姿は、神社の歴史と人々の信仰の深さを物語っています。祭りの起源や、神輿の造り、担ぎ手たちの技など、様々な点に魅力が詰まっているでしょう。

御朱印について

御朱印の有無や受付状況は、時期によって変わる可能性がありますので、事前に神社へ確認することをお勧めします。

アクセス

山陽電鉄本線白浜の宮駅下車後、徒歩でアクセスできます。

まとめ

歴史と伝説、そして勇壮な祭りで知られる松原八幡神社。姫路を訪れた際には、ぜひ足を運んで、その魅力を体感してみてください。 神々しい雰囲気と、歴史の重み、そして活気あふれる祭りの全てが、忘れられない思い出となるでしょう。

関連リンク・参考文献

[1] 【お知らせ】欧州経済領域(EEA)およびイギリスからご利用のお客様へ – Yahoo! JAPAN
[2] 松原八幡神社|灘のけんか祭り・松原八幡神社秋季例大祭
[3] 松原八幡神社 – Wikipedia
[4] 松原八幡神社 – 姫路市/兵庫県 | Omairi(おまいり)

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