基本情報
岩手県紫波郡紫波町升沢字前平に鎮座する志和稲荷神社(しわいなりじんじゃ)は、地元では「志和のおいなりさん」として親しまれる、由緒ある稲荷神社です。旧社格は県社、現在は神社本庁の別表神社に列せられています。 東北自動車道紫波ICから車で約5分、JR紫波中央駅から車で約15分の場所に位置し、無料駐車場も完備されています。拝観時間は6:00~17:00で、無休です。
歴史と伝説
志和稲荷神社の創建は、平安時代後期の前九年の役(1051年~1062年)に遡ると伝えられています。源頼義が戦勝祈願のため、伏見稲荷大社の分霊を勧請したのが始まりとされ、その後、斯波氏、南部氏といった有力な氏族からの崇敬を受け、長く信仰されてきました。 「日本三大稲荷」「日本五大稲荷」の一つに数えられることもあるほど、古くから盛んな信仰を集めてきた神社です。
境内には、樹齢千年ともいわれる杉の巨木が立ち並び、神聖な雰囲気を醸し出しています。また、東北最大級と言われる大鳥居も圧巻です。境内には、千本鳥居や十二支社など見どころも多く、参拝客を魅了します。
神秘とミステリー
志和稲荷神社のすぐ近くには、志和古稲荷神社が鎮座しています。この二つの神社は、南部藩から厚く保護され、盛んに信仰されてきました。特に志和古稲荷神社には、昭和29年9月26日の台風15号で倒れた御神木の大杉の根元から、白い狐のミイラが出土したという、不思議な伝説が残されています。このミイラは現在も神社に安置されており、多くの参拝客の興味を引いています。 この出来事から、志和古稲荷神社には、独特の神秘的な雰囲気と、狐の霊力を感じさせるパワーが宿ると言われています。
ご利益と参拝
志和稲荷神社は、五穀豊穣、大漁、交通安全など、幅広いご利益があるとされています。特に厄除け、合格祈願、商売繁盛にご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。 神道式で参拝し、境内にある様々な神様や、御神木、御神馬舎などに触れて祈願するのも良いでしょう。
周辺情報
志和稲荷神社周辺には、自然豊かな風景が広がり、散策にも最適です。 近くには、同じく歴史ある志和古稲荷神社があり、合わせて参拝するのもおすすめです。 また、紫波町には、他にも魅力的な観光スポットが数多く存在しますので、合わせて訪れてみるのも良いでしょう。
まとめ
志和稲荷神社は、歴史と神秘に満ちた、東北を代表するパワースポットです。 その壮大な境内、そして不思議な伝説は、訪れる人々に深い感動と、忘れられない体験を与えてくれるでしょう。 ぜひ一度、岩手県紫波町を訪れ、志和稲荷神社の神秘に触れてみてください。
関連リンク・参考文献
[1] 当神社について|志和古稲荷神社|岩手県紫波郡紫波町の神社|開運福徳の神、産業の神 宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)
[2] 志和稲荷神社|岩手県のパワースポット/神社|パワースポット検索/神社検索。
[3] 志和稲荷神社 – Wikipedia
[4] 日本三大稲荷にも数えられる志和稲荷神社は【岩手県】有数のパワースポット!