佐賀県嬉野市、日本三大美肌の湯として名高い嬉野温泉のメイン通りに鎮座する豊玉姫神社。古くから湯治客に親しまれ、現在では「美肌の神様」として広く知られています。その魅力を探る旅に出かけましょう。
基本情報
- ご祭神: 豊玉姫大神、春日大神、住吉大神など
- 所在地: 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2231-2
- 特徴: 温泉の手水舎、白磁のなまず像を祀るなまず社、江戸時代の建造物の一部が残る境内など
豊玉姫と海幸山幸神話
豊玉姫は、『古事記』や『日本書紀』に登場する、海神・オオワダツミの娘です。海幸山幸神話では、山幸彦(ホオリノミコト)の妻として知られ、ウガヤフキアエズノミコト(神武天皇の祖父)を産みました。竜宮城の乙姫様のモデルになったとも言われています。出産の際に龍の姿になったという伝説も残っており、海の神、水の神、安産の神として信仰されています。
なまず様と美肌のご利益
豊玉姫神社の大きな特徴の一つが、境内に祀られている「なまず社」です。嬉野川には古くから大きななまずが住んでいるという言い伝えがあり、そのなまず様は豊玉姫の使いとされ、肌の病に効能があるとされています。白磁製のなまず像は、そのなめらかで美しい姿から、美肌のご利益を象徴する存在となっています。参拝の際には、温泉水をなまず様にかけ、美肌を祈願するのも良いでしょう。
温泉手水舎の癒やし
豊玉姫神社の手水舎は、なんと嬉野温泉の源泉かけ流し!40℃ほどの温泉で手を清めるという、他ではなかなか体験できない珍しい光景です。温泉の温もりと、神聖な雰囲気に包まれ、心身ともに癒されること間違いなしです。
歴史と伝説
豊玉姫神社の創建年代は不明ですが、江戸時代初期には、初代蓮池藩主・鍋島直澄の祈願所として栄えました。鍋島家の家紋の使用が認められたことで、神社の威信は大きく向上しました。明治15年(1882年)に現在地に移転しましたが、江戸時代の建造物も一部残っており、歴史を感じることができます。
嬉野温泉との繋がり
豊玉姫神社は、日本三大美肌の湯の一つである嬉野温泉に位置していることから、「美肌の神様」として、多くの参拝客を集めています。温泉街を散策しながら、神社を訪れると、嬉野温泉の魅力をより深く感じることができるでしょう。
まとめ
豊玉姫神社は、神話のロマン、温泉の癒やし、そして美肌のご利益と、多くの魅力が詰まった神社です。佐賀県を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。きっと、忘れられない思い出となるでしょう。
関連リンク・参考文献
[1] 佐賀「嬉野温泉」のメイン通りに鎮座する[豊玉姫神社]
[2] 【豊玉姫神社(とよたまひめじんじゃ)】(佐賀県嬉野市) | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔
[3] 【美肌になりたいなら嬉野のなまず様!】豊玉姫神社に行ってみた。|EDITORS SAGA
[4] 豊玉姫神社 | 観光地 | 【公式】佐賀県観光サイト あそぼーさが
[5] 白石町ホームページ |あるある文化財VOL.198 トヨタマヒメ(豊玉姫)
[6] ウガヤフキアエズを生んだ豊玉姫を祀る神社 佐賀嬉野温泉で発見|アニミズムリゾート
[7] 豊玉姫神社 Toyotamahime-jinjya Shrine | 施設情報・詳細情報一覧 | 嬉野温泉観光協会うれしの温泉のほほーん情報局
[8] HOME | bihada
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[10] https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001558079.pdf