神奈川の隠れたパワースポット!二宮町「川勾神社」の魅力に迫る

古き良き時代の息吹が感じられる神奈川県中郡二宮町。その地に鎮座する川勾神社(かわわじんじゃ)は、歴史と神秘に満ちた、知る人ぞ知るパワースポットです。今回は、そんな川勾神社の魅力を余すことなくご紹介します。

基本情報

  • 名称: 川勾神社(かわわじんじゃ) 別名:二宮大明神、二宮明神社
  • 所在地: 神奈川県中郡二宮町山西2122
  • アクセス: JR東海道線二宮駅よりバスまたは徒歩
  • 創建: 伝承では第11代垂仁天皇の時代(約2000年前)
  • 祭神: 大名貴命、大物忌命、級長津彦命、級長津姫命、衣通姫命
  • 旧社格: 県社
  • 延喜式内社: 相模国十三社の1社

歴史と伝説に彩られた神社

川勾神社は、延喜式神名帳に記載されている由緒ある神社です。創建は、大和朝廷が当地を「磯長国」と呼んでいた時代に遡ると伝えられています。第11代垂仁天皇の勅命により、磯長国を鎮護するために創祀されたとされる、由緒正しい歴史を誇ります。

その後、相模国が成立すると、寒川神社との間で「相模国一宮」の座を争ったという伝説も残っています。この伝説は、毎年5月5日に行われる国府祭の「座問答」という儀式に今も受け継がれています。座問答は、寒川神社と川勾神社の代表が、相模国一宮の座を巡って問答を交わすという、独特の儀式です。

鎌倉時代には源頼朝、室町時代には北条氏、江戸時代には徳川家康など、多くの権力者から崇敬を集めてきました。特に、小田原北条氏からは小田原城の鬼門除けの守護神として厚く信仰され、保護されてきました。

神秘的な境内と貴重な文化財

緑豊かな境内は、静寂に包まれ、神聖な空気が漂っています。境内には、樹齢400年を超える杉の巨木がそびえ立ち、訪れる人の心を癒やします。

また、川勾神社には、二宮町指定文化財である「田船」が保存されています。奈良時代に作られたと推定されるこの田船は、神社の長い歴史と深い信仰を物語る貴重な遺物です。

現代に息づく信仰と魅力

現在も、地元の人々を中心に厚い信仰を集め、多くの参拝者で賑わっています。安産祈願や、風の神様である級長津彦命への祈願など、様々な願いを叶えてくれるとされています。

静寂に包まれた境内、歴史を感じさせる社殿、そして神々しい自然。川勾神社は、都会の喧騒を忘れ、心静かに過ごせる癒やしの空間です。

アクセス方法

  • 二宮駅からバスで約6分、「川勾神社入口」バス停下車、徒歩約6分(平日のみ運行)
  • 二宮駅から神奈川中央交通バス乗車、「押切坂上」または「鐘藪」バス停下車、徒歩約10~15分
  • 西湘バイパス西湘二宮ICから車で約15分

まとめ

川勾神社は、歴史、伝説、そして自然が織りなす、魅力あふれる神社です。神奈川県を訪れた際は、ぜひ足を運んで、その神秘的な雰囲気と歴史に触れてみてください。きっと、忘れられない体験となるでしょう。

関連リンク・参考文献

[1] 【神奈川の古社】川勾神社|二宮町に息づく千年の歴史と神々のご加護|神社巡り444
[2] 御祭神 御由緒 社蔵宝物 相模國二之宮 川勾神社(延喜式式内社 相模国二之宮 川勾神社)
[3] YouTube
[4] 川勾神社 – Wikipedia
[5] 川勾神社
[6] 川勾神社 | 湘南二宮町観光ナビ
[7] 川勾神社 | 二宮町
[8] 川勾神社【アソビュー!】
[9] 501 Not Implemented

By ando