新津の守り神、堀出神社:黄金の御神像と湧き出る黒水の謎

新潟市秋葉区新津本町に鎮座する堀出神社。旧郷社として、古くから新津地区の総鎮護として人々の信仰を集めてきた神社です。正月や「にいつ夏まつり」の際には、多くの人で賑わいます。

由緒ある歴史と黄金の伝説

堀出神社の創建は1573年(天正元年)と伝えられています。しかし、その歴史はさらに古く、鎌倉時代まで遡ります。平賀盛義が蒲原郡の護摩堂山に築城した護摩堂城落城後、その孫である金津小二郎資義が金津城を築城した際に、城の堀を掘っていたところ、二つの黄金の御神像が掘り出されたという伝説が残っています。この時、黒い水、つまり石油がこんこんと湧き出したとも伝えられています。この場所を「開基坪」と呼び、石碑が建てられています。

資義は、掘り出された御神像を伊邪那岐神と伊邪那美神として祀り、堀出神社の起源となりました。当初は金津中木戸西側の山の中腹に祠が建てられましたが、後に新津氏によって新津城内に遷され、守護神として祀られるようになりました。金津氏と新津氏は親しく交際しており、金津氏が金津を去った際に、堀出神社の御神体も新津氏に受け継がれたと言われています。現在も金津地区には分霊を祀る神社が存在します。

新津氏は、越後の豪族や上杉氏に仕え、地域の歴史と深く関わってきました。堀出神社は、その歴史の証人として、静かに時を刻み続けています。

見どころと境内散策

堀出神社には、本殿の他に、稲荷神社、伊夜日子神社、天王八雲神社、五社神社といった末社が祀られています。また、越後の名僧、良寛ゆかりの柘榴の木も境内で見ることができます。これらの建造物や自然と調和した境内は、散策するだけでも心が安らぐ空間です。駐車場も完備されているので、車でのアクセスも便利です。

謎多き黒水の湧出

黄金の御神像とともに語られる黒い水の湧出は、堀出神社の神秘性をさらに高めています。この黒水が本当に石油であったのか、その量はどの程度だったのか、といった詳細は不明な点が多く、謎に包まれています。地元には、この黒水に関する様々な伝承や言い伝えが残されているかもしれません。

現代に繋がる信仰

現在も、堀出神社は地域の人々から厚い信仰を集めています。七五三、縁結び、厄除けなど、様々な願いを込めて参拝する人が後を絶ちません。新津を訪れた際には、ぜひ堀出神社に立ち寄り、歴史と神秘に満ちた空気を体感してみてください。 黄金の御神像の伝説、謎めいた黒水の湧出、そして長く続く信仰の歴史。堀出神社は、新津の歴史と文化を深く理解するための重要な場所と言えるでしょう。

関連リンク・参考文献

[1] 堀出神社 – Wikipedia
[2] 501 Not Implemented

By ando