三重県伊勢市にある猿田彦神社。伊勢神宮内宮のすぐ近くという絶好のロケーションもさることながら、その歴史と神様、そして数々のエピソードは、多くの参拝者を魅了してやみません。今回は、そんな猿田彦神社の魅力を余すことなくご紹介します。
基本情報
- 御祭神: 猿田彦大神、大田命
- 所在地: 三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
- アクセス: 近鉄・JR伊勢市駅、近鉄宇治山田駅、近鉄五十鈴川駅から内宮行バス乗車、「猿田彦神社前」下車。伊勢西ICから車で約5分。駐車場あり。
- 参拝時間: 24時間参拝可能
道開き大神、猿田彦大神とは?
猿田彦大神は、日本神話において天孫降臨の際に、天照大神の孫である瓊瓊杵尊を高千穂へと導いたとされる、道開きの神様として有名です。迷った時、物事を始めたい時など、良い方向へ導いてくれると信じられています。そのため、多くの参拝者が人生の岐路に立つ時、この神社を訪れます。
境内を彩る、見どころ満載!
境内には、大鳥居、手水舎、佐瑠女神社など、見どころが満載です。中でも注目すべきは、「たから石」と呼ばれる石。この石に触れると、幸運が訪れると言われています。また、「子宝池」は、子宝に恵まれるとされるパワースポットとして知られています。
ミステリアスな伝説と裏話
古事記には、猿田彦大神が阿邪訶(現在の松阪市付近)で漁をしていた際に、比良夫貝に挟まれて溺死したという記述があります。しかし、この比良夫貝が何なのかは、いまだ解明されていません。伊勢市二見町の夫婦岩で有名な二見興玉神社(御祭神も猿田彦大神)には、沖縄産のオオシャコガイが境内に置かれていることから、比良夫貝はオオシャコガイではないかという説もあります。
また、猿田彦神社は、全国約2,000社の猿田彦神社の総本宮とされています。その歴史の深さ、そして数々の謎めいた伝説は、この神社をより一層神秘的なものにしています。
芸能の神様としての側面
猿田彦大神は、道開きの神様としてだけでなく、芸能の神様としても信仰されています。境内では、みちびきの舞などの奉納行事も行われており、その様子は三重県無形文化財に指定されています。
著名人も訪れるパワースポット
猿田彦神社は、芸能関係者や著名人にも人気のスポットです。多くの芸能人が参拝し、祈願をしているという話も耳にするほどです。
まとめ
猿田彦神社は、単なる神社という枠を超えた、歴史と神秘、そしてパワーに満ちた場所です。伊勢神宮への参拝と合わせて、ぜひ訪れてみてください。きっと、あなたの人生に新たな光を灯してくれるでしょう。
関連リンク・参考文献
[1] 伊勢神宮・内宮から徒歩10分 猿田彦神社
[2] 猿田彦神社 – Wikipedia
[3] 猿田彦神社 | スポット・体験 | 伊勢志摩観光ナビ – 伊勢志摩観光コンベンション機構公式サイト
[4] 猿田彦神社 | 公益社団法人 伊勢市観光協会