和歌山県田辺市龍神村に鎮座する荒島神社。その歴史と神秘に迫る旅に出かけましょう。

基本情報

  • 名称: 荒島神社(あらしまじんじゃ)
  • 所在地: 〒645-0302 和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川603番地
  • 主祭神: 荒嶋ノ神 瀬織津姫命
  • 配祀神: 宇迦魂神、誉田別命、大名持命、素佐男神、市杵島比売命、八重事代主命

歴史と合祀

古くから下山路村の氏神として、小家村、甲斐ノ川村、福井村の3箇所に荒島神社(または河内神社)が鎮座していました。それぞれ旧暦6月19日と9月19日に祭典が行われていたようです。明治時代に入り、政府の神社合祀令により、明治43年4月14日、現在の甲斐ノ川字西田鎮座の村社荒島神社に合併されました。例祭は当初10月5日でしたが、農家の都合により11月10日、さらに昭和39年には11月3日に変更されています。 それぞれの神社の創建時期は不明な点が多いですが、小家村の荒島神社については、明徳5年(1394年)9月21日に小家中荒瀬に鎮座したとの記録が残っています。

神秘と伝説

荒島神社は、豊かな自然に囲まれた静寂な場所に位置し、境内には立派な夫婦御神木があります。この御神木をくぐると子宝に恵まれるという言い伝えも残されています。また、龍神村全体が龍脈が流れる聖地とされ、パワースポットとして注目を集めています。 龍神村には、安倍晴明の伝説や隕石落下伝説など、数々の神秘的な物語が語り継がれています。

秋祭り:けんか祭り

毎年11月3日に行われる荒島神社祭典は、地元では「荒嶋神社秋祭り」「村祭り」と呼ばれ、一年間の豊作や安全への感謝を捧げるお祭りです。かつては、小家、甲斐の川、福井の3地区が屋台みこしをぶつけ合う「けんか祭り」として知られていました。現在も、屋台みこしや京神楽の流れをくむ獅子舞など、迫力ある神事が行われ、地域住民の熱気が感じられます。 獅子舞は神前では5頭、御旅所では3頭となり、笛や太鼓の演奏も圧巻です。餅まき神事なども行われ、賑やかな祭典となっています。

アクセス

公共交通機関でのアクセスは限られています。車でのアクセスが便利です。龍神温泉など周辺観光地と合わせて訪れるのがおすすめです。

まとめ

歴史と神秘、そして活気あふれる祭典が織りなす荒島神社。龍神村を訪れる際には、ぜひ足を運んで、その魅力を体感してみてください。 静寂と活気が同居するこの神社は、忘れられない思い出を刻んでくれることでしょう。

関連リンク・参考文献

[1] 数秘研究家・ともこさんが、龍脈が流れる水と癒やしの聖地「龍神村」を訪ねて | 家庭画報.com|“素敵な人”のディレクトリ
[2] 荒嶋神社の秋祭 | 和歌山県文化情報アーカイブ
[3] 荒島神社 – 田辺市/和歌山県 | Omairi(おまいり)
[4] 【荒島神社】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
[5] 和歌山県神社庁-荒島神社 あらしまじんじゃ-
[6] 荒島神社 / 和歌山県 -【JAPAN 47 GO】
[7] 荒島神社【アソビュー!】
[8] 龍神歳時記(イベント情報) – 龍神村の観光情報
[9] YouTube
[10] 荒島神社 – 巡縁_観れば開運!読めば運気アップ!お寺神社の情報・通販サイト

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