島根県松江市玉湯町玉造にある玉作湯神社は、古くから勾玉作りと温泉で知られる玉造温泉の守り神として、人々の信仰を集めてきた歴史ある神社です。その魅力を、伝説やエピソードを交えながらご紹介します。
基本情報
- 正式名称: 玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)
- 所在地: 島根県松江市玉湯町玉造508
- 祭神: 櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)、大名持命(おおなもちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、五十猛神(いたける)
- アクセス: JR玉造温泉駅からタクシーで約5分
歴史と伝説
玉作湯神社の創建年代は不明ですが、『出雲国風土記』(天平5年(733年)成立か)には「玉作湯社」として記載されており、古くから存在した神社であることがわかります。平安時代の『延喜式神名帳』にもその名が記されています。
神社の祭神である櫛明玉命は、天岩戸神話において神楽を奏じた際に、真榊の枝に懸けられた八坂瓊之勾玉(やさかにのまがたま)を作ったと伝えられています。このことから、玉作湯神社は勾玉作りの神様を祀る神社として、古くから玉造の勾玉生産と深く関わってきたと考えられています。また、大名持命と少彦名命は、それぞれ国土経営や医療、温泉療法の神として信仰を集めてきました。
願い石と叶い石:あなたの願いを叶える神秘の石
玉作湯神社には、「願い石」と呼ばれる大きな真玉(まだま)があります。この石に触れて願い事をすると、願いが叶うと伝えられています。さらに、社務所で「叶い石」を購入し、願い石にあてて祈願することで、そのパワーを授かり、自分だけのオリジナルのお守りとして持ち帰ることができます。願い石と叶い石のパワーを借りて、恋愛成就や健康、仕事など、あなたの願いを叶えてみてはいかがでしょうか。
恋叶橋と鯉:良縁を呼ぶロマンチックな空間
神社の境内には、赤い橋「恋叶橋(宮橋)」がかかっており、この橋を渡ると良縁に恵まれるという言い伝えがあります。また、橋の下を流れる玉湯川には鯉が泳いでおり、その姿も恋の成就を象徴しているようです。
その他見どころ
- 境内社: 境内には、湯姫大明神社など、様々な神様を祀る境内社が点在しています。
- 玉造温泉との繋がり: 玉作湯神社は、日本最古の美肌の湯として知られる玉造温泉に隣接しており、温泉と深く関わってきた歴史を感じることができます。
- 年間行事: 神社では、歳徳神祭などの伝統的な祭事が行われています。
まとめ
玉作湯神社は、歴史と神秘に満ちたパワースポットです。勾玉作りの歴史、温泉との深い繋がり、そして願い石や恋叶橋など、魅力的な要素が数多く存在します。玉造温泉を訪れた際には、ぜひ玉作湯神社に立ち寄り、その神聖な空気に触れてみてください。 きっと、忘れられない思い出となるでしょう。
関連リンク・参考文献
[1] 0164 願望成就の強力石、三種の神器を作った「玉作湯神社」(島根県)|弥栄(いやさか)
[2] 玉作湯神社(玉造湯神社) [島根県]-人文研究見聞録
[3] 松江観光協会 – 観光スポット|スポット情報
[4] 「玉作湯神社」で世界に1つだけの石のお守りをゲット! | ゆこたび
[5] 玉作湯神社 – Wikipedia
[6] 玉作湯神社|恋が叶う!? 玉造温泉のパワースポット|出雲テラス|エポラコラムサイト
[7] 玉造・玉作湯神社:八雲ニ散ル花 忌部番外篇 01 – 偲フ花
[8] 玉作湯神社 – くにたまの会
[9] 玉作湯神社 願い石・叶い石 | しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト
[10] 寺社仏閣 | 玉造温泉公式サイト・たまなび【松江観光協会玉造温泉支部/玉造温泉旅館協同組合】