高松市屋島中町に鎮座する屋島神社は、徳川家康を祀る神社として知られています。別名「讃岐東照宮」とも呼ばれ、全国東照宮連合会にも加盟しています。源平合戦の舞台となった屋島山麓に位置し、歴史と神秘的な物語が織りなす魅力的な場所です。
基本情報
- 名称: 屋島神社(やしまじんじゃ)
- 所在地: 香川県高松市屋島中町140番地
- 祭神: 主祭神 徳川家康、合祀祭神 松平頼重
- 創建: 慶安4年(1651年)、初代高松藩主・松平頼重が香川郡宮脇村に創建。1815年に現在の地に移転。
- 特徴: 左甚五郎六世・左利平忠能による精緻な彫刻が施された神門は、当時のまま残る貴重な建造物です。本殿や拝殿は再建されていますが、神門の彫刻は必見です。
歴史と伝説
屋島神社の歴史は、初代高松藩主・松平頼重による創建に始まります。彼は、徳川家康を深く敬慕し、その神廟を建立しました。その後、第八代高松藩主・松平頼儀によって現在の地に移転され、壮麗な社殿が造営されました。
屋島は源平合戦の舞台としても有名です。神社周辺には、古戦場を偲ばせる史跡も多く残っており、歴史好きにはたまらない場所でしょう。
さらに、屋島には数々の伝説が残されています。特に有名なのは、屋島寺に祀られている「蓑山大明神(太三郎狸)」の物語です。この狸は、弘法大師を山頂まで案内したと伝えられ、家庭円満や縁結びのご利益があると信仰されています。日本三大狸の一つにも数えられています。 この狸の伝説は、屋島神社にも不思議な雰囲気を醸し出しています。
ミステリーゾーン
屋島には、「ミステリーゾーン」と呼ばれる不思議な場所があります。坂道を下っているのに上っているように見える、という錯覚現象が起こる場所です。この現象は、視覚的な錯覚によるものと考えられていますが、その不思議な光景は多くの観光客を魅了しています。 ボールを転がしたり、水を流したりして、この現象を体感してみるのも面白いでしょう。
アクセス
高松琴平電気鉄道琴電屋島駅から徒歩約7分とアクセスも良好です。屋島へのドライブもおすすめです。ただし、屋島山頂への道中には、進入禁止になっている場所もあるため、注意が必要です。
まとめ
屋島神社は、徳川家康を祀る神社としての歴史、源平合戦ゆかりの地としての歴史、そして狸の伝説とミステリーゾーンと、様々な魅力が詰まった場所です。香川県を訪れた際には、ぜひ足を運んで、その歴史と神秘に触れてみてください。
関連リンク・参考文献
[1] 下っているのに上がっているように見える?屋島のミステリーゾーン | 旅カメラ
[2] 屋島神社 – 高松市/香川県 | Omairi(おまいり)
[3] YouTube
[4] 【屋島神社】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
[5] 屋島神社(やしまじんじや)とは? 意味や使い方 – コトバンク
[6] 屋島神社 – 香川県神社庁
[7] 屋島神社 | 屋島観光 | 香川県高松市「屋島」の公式観光情報サイト – all YASHIMA<オール屋島>
[8] YouTube