今回は、香川県高松市屋島に鎮座する「屋島神社」をご紹介します。別名「讃岐東照宮」とも呼ばれるこの神社は、徳川家康公を祀る由緒正しき場所。歴史の重みと、屋島ならではの神秘的な魅力が詰まった、まさにパワースポットなんです!
基本情報:屋島神社(讃岐東照宮)
- 御祭神: 東照大神(徳川家康公)、頼重大神(松平頼重公)
- 所在地: 香川県高松市屋島中町140
- 創建: 慶安4年(1651年)
- 別名: 讃岐東照宮
屋島神社は、高松市のシンボルでもある屋島の山麓に位置しています。初代高松藩主である松平頼重公が、祖父にあたる徳川家康公を深く崇敬し、その神廟を建立したのが始まりとされています。その後、文化元年(1804年)に第八代藩主・松平頼儀公が、現在の風光明媚な屋島山麓に社殿の造営に着手し、文化12年(1815年)に完成しました。
驚きの裏話:左甚五郎の系譜を継ぐ名工の技
この屋島神社の造営には、なんとあの伝説の彫物師、左甚五郎の六世・五代目にあたる左利平忠能が棟梁として携わったというから驚きです!彼の精緻な彫刻は、今も神門に息づいています。
実は、昭和48年(1973年)に不慮の火災に見舞われ、本殿や拝殿は焼失してしまいましたが、奇跡的に神門だけは焼失を免れました。この神門には、鳳凰や昇り龍・下り龍といった見事な彫刻が施されており、江戸時代の粋を極めた美術工芸品として、当時のままの姿を今に伝えています。火災を乗り越えた神門の姿は、まさに歴史の証人。その迫力と美しさは、一見の価値ありです!
屋島に伝わるミステリーと伝説
屋島神社が鎮座する屋島は、源平合戦の舞台としても名高い場所。歴史好きにはたまらない史跡が点在しています。そして、この屋島には、さらに興味深い伝説やミステリーが隠されているんです。
日本三大狸「太三郎狸」の伝説
屋島といえば、忘れてはならないのが「狸」の伝説です。屋島神社のすぐ近くにある四国霊場第84番札所「屋島寺」には、「蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)」として祀られている「太三郎狸(たさぶろうたぬき)」がいます。この太三郎狸は、弘法大師を屋島山頂まで案内したと伝えられ、日本三大狸の一つに数えられるほどの有名狸なんです。家庭円満や縁結び、子宝にご利益があるとされ、多くの信仰を集めています。屋島神社を訪れた際には、ぜひ屋島寺にも足を延ばして、この愛らしい伝説の狸にもご挨拶してみてはいかがでしょうか。屋島全体が、どこか不思議な物語に包まれているように感じられますよ。
錯覚の「ミステリーゾーン」
さらに、屋島には「ミステリーゾーン」と呼ばれる不思議な場所も存在します。ここは、坂道を下っているはずなのに、なぜか上っているように見えるという視覚の錯覚が起こる場所。ボールを転がしたり、水を流したりして、その不思議な現象を体感してみるのも面白い体験になるでしょう。
絶景も楽しめる屋島神社
屋島神社は、その歴史的価値だけでなく、美しい景色も魅力の一つです。社殿の前からは、高松市街の街並みが一望でき、特に夕暮れ時には茜色のグラデーションが広がる絶景を楽しむことができます。歴史と自然、そして神秘的な伝説が織りなす屋島神社。ぜひ一度、この魅力あふれる場所を訪れて、あなただけの物語を見つけてみてください。
関連リンク・参考文献
[1] 屋島神社(讃岐東照宮) | 車椅子で行く神社仏閣・パワースポットの旅
[2] 屋島神社 – 高松市/香川県 | Omairi(おまいり)
[3] 屋島神社 – 香川県神社庁
[4] 屋島神社
[5] 屋島神社 | 屋島観光 | 香川県高松市「屋島」の公式観光情報サイト – all YASHIMA<オール屋島>
[6] 403 Forbidden
[7] 讃岐東照宮・屋島神社 – 神社巡りジャパン
[8] 屋島神社
[9] 【香川】讃岐東照宮、屋島神社 – Sanuki Tōshō-gū, Yashima shrine | 物語を届けるしごと
[10] ページが見つかりませんでした – 神社旅
[11] 屋島|高松市
[12] 「屋島寺の蓑山大明神」ジブリアニメのモデルにも!伝説のタヌキにまつわるユニークな神社【高松】 | 四国 中国 旅行 観光情報なら【四国・中国旅行ナビ】(しちゅーなび)
[13] 屋島神社の魅力と訪れるべき理由 | 2025 年のリアルなLemon8ユーザー体験
[14] 屋島寺のたぬき伝説とは、縁結びや子宝にご利益があるパワースポット
[15] アートと歴史が共存する高松市「屋島」!今年大注目のスポット4選 – Tripa(トリパ)|旅のプロがお届けする旅行に役立つ情報