標高866mの聖地!秋葉山本宮秋葉神社の神秘と歴史に迫る

静岡県浜松市天竜区春野町、標高866mの秋葉山山頂付近に鎮座する秋葉山本宮秋葉神社。全国400社以上ある秋葉神社の総本宮として、古くから火防の神として信仰を集めてきたこの神社には、数々の神秘と歴史が秘められています。

基本情報

  • 名称: 秋葉山本宮秋葉神社(あきはさんほんぐうあきはじんじゃ)
  • 所在地: 静岡県浜松市天竜区春野町領家841
  • 御祭神: 火之迦具土大神
  • 創建: 和銅2年(709年)と伝えられる。元明天皇の命により、山が鳴動したのを鎮めるために創建されたとされています。
  • アクセス: 新東名高速道路浜松浜北ICから約40分、東名高速道路袋井ICまたは磐田ICから約1時間。公共交通機関では遠州鉄道西鹿島駅からバスを利用。下社から上社へは徒歩約2時間(東海自然歩道)。

歴史と伝説:神々の山、そして信仰の灯

秋葉山は古来より神が宿る山として崇められてきました。創建から1300年以上もの歴史を持つ秋葉山本宮秋葉神社は、その信仰の中心地として栄え、中世には修験道の影響を受け、秋葉大権現として広く信仰されるようになりました。

神社には、足利尊氏や武田信玄といった名だたる武将が奉納した刀剣などの貴重な御神宝も数多く収蔵されています。これらの品々は、神社の歴史と、人々の深い信仰の深さを物語っています。

また、秋葉山には様々な伝説が残されています。例えば、山姥(やまうば)の伝説は、地元の人々の間で語り継がれ、神社の神秘性を一層高めています。

見どころ:神秘的な境内と絶景

秋葉山本宮秋葉神社は、山頂にある上社と山麓にある下社に分かれています。上社へは、長い石段を登る参道が続き、その道のりは、まさに聖地への巡礼のようです。山頂からは、遠州灘や浜名湖を一望できる絶景が広がり、訪れる人の心を癒します。

境内には、紅葉の季節には数百本のモミジが色づき、大イチョウやドウダンツツジなども美しく彩ります。特に、幸福の鳥居から神楽殿の大イチョウ、社務所前階段両脇のモミジ、西の神門参道などは、紅葉の絶景ポイントとして知られています。

神社では、火打ち石やお守り、おみくじなど、火防の神様のご利益にあやかれるアイテムも授与されています。

秋葉の火まつり:山を揺るがす熱狂

秋葉山本宮秋葉神社では、毎年10月に行われる「秋葉の火まつり」が有名です。山全体を焼き尽くすかのような大規模な火祭りは、迫力満点で、多くの観光客を集めています。この火祭りは、火防の神への祈りと、秋の収穫への感謝を込めた、地域の人々の強い信仰の表れと言えるでしょう。

ハイキングコース:自然と歴史を満喫

下社から上社へは、東海自然歩道として整備された表参道を歩くハイキングコースも人気です。豊かな自然の中を歩くことで、神社の歴史や信仰について、より深く理解を深めることができるでしょう。

まとめ

秋葉山本宮秋葉神社は、歴史、伝説、自然、そして信仰が一体となった、まさに聖地と言える場所です。神秘的な雰囲気と絶景、そして熱狂的な火まつりなど、見どころ満載の秋葉山に、ぜひ足を運んでみてください。

関連リンク・参考文献

[1] 秋葉山本宮秋葉神社 – 静岡県神社庁
[2] 秋葉山本宮秋葉神社 – Wikipedia
[3] 標高866m!雲海に浮かぶ秘境のパワースポット 秋葉山本宮秋葉神社 – 静岡県観光公式ブログ
[4] 秋葉山本宮秋葉神社 上社/ハローナビしずおか 静岡県観光情報
[5] 秋葉山本宮秋葉神社の紅葉情報【2024】 – ウェザーニュース

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