神奈川の神秘と魅力：江島神社探訪

基本情報

江島神社は、神奈川県藤沢市江の島にある神社です。古くは江島明神と呼ばれ、現在は神社本庁の別表神社に分類されています。日本三大弁天の一つとして知られ、縁結び、金運向上、芸道上達など、多様なご利益があるとされています。境内には、辺津宮、中津宮、奥津宮の三つの宮があり、それぞれ異なる神様を祀っています。

三つの宮とご祭神

辺津宮（へつみや）： 田寸津比賣命（たぎつひめのみこと）を祀る。最も海に近い宮で、海の守護神として信仰を集めています。
中津宮（なかつみや）： 市寸島比賣命（いちきしまひめのみこと）を祀る。
奥津宮（おくつみや）： 多紀理比賣命（たぎりひめのみこと）を祀る。旧本宮で、拝殿天井には酒井抱一の「八方睨みの亀」が描かれています。源頼朝が奉納した石鳥居も存在します。

これらの三女神を総称して江島大神と呼び、海の神、水の神としてだけでなく、幸福や財宝を招き、芸道上達をもたらす神としても信仰されています。

伝説とミステリー

江島神社には、数々の伝説やミステリーが語り継がれています。

北条時政と龍神伝説： 鎌倉幕府を築いた北条時政が、子孫繁栄を祈願して江の島に参籠した際、弁財天が現れ、大蛇となって海中に消え去ったという伝説があります。時政は、大蛇が落とした三枚の鱗を家紋にしたと言われています。江島神社の社紋は、この伝説に由来する「向い波の中の三つの鱗」のデザインとなっています。

天女と五頭龍の伝説： 鎌倉の深沢の湖に生息し、悪行を重ねていた五つの頭を持つ龍と、舞い降りた天女の物語です。天女は龍を諭し、善行を促し、夫婦となり、平和な世が訪れたと伝えられています。この伝説は、『江島縁起』の絵巻物にも描かれています。龍口明神社（鎌倉市腰越）は、この五頭龍を祀っています。

レムリアの記憶： 近年、江島神社がレムリア文明と関連付けられることも増えています。レムリア文明は、愛と調和に満ちた古代文明と言われ、江島神社のエネルギーが、その記憶と繋がっているという説があります。

カップルと弁天様の嫉妬： 江の島にカップルで訪れると、弁天様が嫉妬して別れてしまうというジンクスも存在します。しかし、これはあくまで噂であり、科学的な根拠はありません。

アクセスとその他

江島神社へのアクセスは、小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅、江ノ島電鉄江ノ島駅、湘南モノレール湘南江の島駅から徒歩で行くことができます。境内には、多くの見どころがあり、参拝だけでなく、散策を楽しむこともできます。また、江の島名物の「丸焼きたこせんべい」なども楽しめます。

まとめ

江島神社は、歴史と神秘に満ちたパワースポットです。美しい景観と数々の伝説、そして独特の雰囲気は、多くの観光客を魅了し続けています。ぜひ、一度訪れて、その魅力を体感してみてください。

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