皆さん、こんにちは!今回は、三重県伊賀市にある「敢國神社(あえくにじんじゃ)」をご紹介します。伊賀といえば忍者の里として有名ですが、この神社は、そんな伊賀の歴史と神秘に触れることができる、知る人ぞ知るパワースポットなんです。
伊賀国一之宮、格式高い古社
敢國神社は、伊賀国で最も格式の高い「一之宮」として、古くから地元の人々に崇敬されてきました。創建はなんと1300年以上前、7世紀の中頃(658年)にまで遡ると伝えられています。主祭神は、第8代孝元天皇の皇子である大彦命(おおひこのみこと)。『日本書紀』にも登場する、古代の英雄です。
忍者の里ならではの伝説
伊賀といえば忍者!実は、敢國神社には忍者にまつわる面白いエピソードが残っています。忍術の名人、瀬登八右衛門が、祭りの日に、ある男から刀を盗み取るという賭けをした際、老婆に変装して見事に刀を盗み取ったという話が『萬川集海』という忍術書に記されています。この神社が、忍者の活動の舞台にもなっていたかもしれないと考えると、ワクワクしますね!
ミステリアスな桃太郎岩
境内には、ひときわ目を引く「桃太郎岩」があります。この岩は、約550年前に南宮山頂から遷された霊石で、安産や子授けのご利益があるとされ、全国から参拝者が訪れます。なぜ桃太郎岩と呼ばれるのか、その由来ははっきりとはわかっていませんが、このミステリアスな岩に触れると、不思議なパワーを感じられるかもしれません。
獅子神楽のルーツ?
敢國神社の獅子舞は、伊賀地域に広く伝わる獅子神楽に大きな影響を与えたとされ、三重県の無形民俗文化財にも指定されています。その起源は慶長年間(1596年-1615年)に遡ると言われ、神事芸能として神に奉納されていたものが、次第に氏子の家々を回るようになったそうです。獅子舞の迫力ある舞は、一見の価値ありです!
知っておきたい裏話
黒党祭(くろんどまつり): 毎年11月23日には、忍び装束の発祥とも言われる「黒党祭」が行われます。伝統忍者集団「黒党」による忍術の演武は必見です。
細長い境内: 参道が長く、境内が細長いのが特徴です。これは、神社の地形によるものなのか、何か特別な意味があるのか、想像力を掻き立てられます。
御神水: 境内には、延命のご利益があると言われる御神水が湧き出ています。ぜひ、この霊水をいただいてみてください。
アクセス情報
所在地: 三重県伊賀市一之宮877
最寄駅: JR佐那具駅から約2.5km
まとめ
敢國神社は、歴史、伝説、ミステリー、そして忍者の影が交錯する、魅力的な神社です。伊賀を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。きっと、忘れられない体験ができるはずです。
今日のブログはここまで! 次回もお楽しみに!
参考資料
[1] 伊賀忍者回廊第七番敢國神社 https://www.igaueno.net/ninjaroad/?p=50
[2] 敢国神社|伊賀国の一宮として古くから大きな信仰を集めた神社 https://runsis.jp/archives/3897
[3] ウィキペディア(Wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%A2%E5%9C%8B%E7%A5%9E%E7%A4%BE