基本情報
- 所在地: 大阪府豊中市服部元町1-2-17
- 主祭神: 少彦名命(医薬の神)、菅原道真公(学問・足の神)
- アクセス: 阪急宝塚線「服部天神駅」から徒歩ですぐ
菅原道真を救った「足の神様」の伝説
服部天神宮が「足の神様」として全国的に知られるようになったのには、平安時代の貴族・菅原道真にまつわる劇的なエピソードがあります。
延喜元年(901年)、太宰府へ左遷される途中の道真公は、この地で持病の「脚気(かっけ)」が悪化し、一歩も歩けないほどの激痛に襲われました。困り果てた道真公が、この地にあった少彦名命を祀る小さな祠に祈りを捧げたところ、不思議なことに足の痛みはたちまち消え去り、無事に太宰府まで辿り着くことができたといいます。
この「奇跡の回復」の伝説が広まり、以来1000年以上にわたって、足病平癒や健脚を願う人々から篤い信仰を集めています。
駅のホームを突き抜ける「御神木」のミステリー
服部天神宮を訪れる際、まず驚かされるのが最寄り駅である「服部天神駅」の光景です。なんと、上りホームの屋根を突き抜けて巨大なクスノキがそびえ立っています。
実はこの木、もともとは神社の境内にあった御神木。大正時代に鉄道を通す際、この木を伐採しようとしたところ、工事関係者に不吉な出来事が相次いだという噂があります。結局、木を避けるように駅が造られ、現在も「駅のホームに鎮座する御神木」として、参拝客や鉄道ファンを見守り続けています。
「お足」の神様は「お金」の神様?
境内には「豊中えびす神社」も鎮座しており、毎年1月の「十日えびす」には約35万人もの参拝客で賑わいます。実はここ、今では全国のえべっさんでおなじみの「福娘」という名称が誕生した「福娘発祥の地」とも言われています。
また、面白い裏話として、「足(おあし)」の神様であることから、転じて「お足(お金)」がよく回る、つまり金運・商売繁盛のご利益があるとも信じられています。足の健康だけでなく、財布の健康も願える欲張りなパワースポットなのです。
現代の聖地巡礼:アスリートと『ウマ娘』ファン
現代では、そのご利益からプロサッカー選手やマラソンランナーなど、多くのアスリートが必勝祈願に訪れる「スポーツの聖地」となっています。
さらに近年では、人気コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』のファンの間で、密かな聖地(祈願スポット)として注目を集めています。作中に登場するキャラクター(ウマ娘)たちが怪我なく走り続けられるように、また推しのウマ娘の健脚を願って、多くのファンが「足守(あしまもり)」を求めて参拝に訪れる姿が見られます。
ユニークな授与品「足守」
服部天神宮で特に人気なのが、靴紐に通して装着できる「足守(あしまもり)」です。小さくて軽く、ランニングシューズやスパイクに直接付けられるため、実用的なお守りとして多くのアスリートに愛用されています。
足に悩みがある方はもちろん、これから新しい一歩を踏み出したい方、あるいは「推し」の快走を願う方まで、ぜひ一度その不思議な力を体感しに足を運んでみてはいかがでしょうか。
関連リンク・参考文献
[1] 「服部天神宮」は足の神様を祀る神社。歴史やご利益、授与品、祭事まで詳しく紹介 | TOKK関西(トック関西)
[2] 服部天神宮 – 菅原道真ゆかりの足の神様
[3] 足の神様 服部天神宮 | 足の神様 服部天神宮|大阪・豊中市の神社
[4] YouTube
[5] 501 Not Implemented
[6] 〈UMA/design farm〉ディレクションの、小さくてかわいい大阪・豊中市〈服部天神宮〉の〈足守〉|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する
[7] 豊中えびすについて – 豊中えびす
[8] 服部 足祭り|令和7年(2025年) 9月27日~9月28日の二日間で開催 服部天神宮
