【三重】導きの神・猿田彦大神の総本宮「椿大神社」の謎と魅力に迫る!

三重県鈴鹿市の入道ヶ嶽の麓に鎮座する「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」。伊勢国一の宮として知られ、全国に2,000社以上ある猿田彦大神を祀る神社の総本宮(地祇猿田彦大本宮)です。地元では親しみを込めて「椿さん」と呼ばれていますが、実はここ、知る人ぞ知るミステリーや強力なパワースポットとしてのエピソードが満載の場所なのです。

基本情報

  • 所在地: 三重県鈴鹿市山本町1871
  • 主祭神: 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
  • 相殿: 瓊々杵尊(ににぎのみこと)、栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
  • 配祀: 天之鈿女命(あめのうずめのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
  • 創建: 垂仁天皇27年(紀元前3年)と伝わる日本最古級の神社

「神様に呼ばれた人しか行けない」というミステリー

椿大神社には、奈良の天河大弁財天社などと同様に「神様に呼ばれた人しか辿り着けない」という不思議な噂があります。参拝を計画しても急な仕事が入ったり、体調を崩したり、あるいは道に迷ったりして辿り着けない人がいる一方で、導かれるようにスムーズに参拝できる人もいます。主祭神の猿田彦大神が「みちびきの神」であることから、参拝そのものが神様による「人生の方向性の示唆」であると捉えるファンも多いようです。

猿田彦大神の「墓」が境内にある?

参道の途中に「高山土公神陵(たかやまどこうしんりょう)」という前方後円墳があります。社伝によれば、ここは猿田彦大神の御陵(お墓)であるとされています。神話の神様のお墓が実在するというだけでも驚きですが、この場所は非常に神聖な空気が漂っており、立ち止まって手を合わせる参拝客が絶えません。

「経営の神様」松下幸之助が愛した場所

パナソニック(旧松下電器)の創業者、松下幸之助氏がこの神社を深く崇敬していたことは有名な裏話です。境内には松下氏が寄進した茶室「鈴松庵(れいしょうあん)」があり、誰でもお茶をいただくことができます。さらに驚くべきは、松下氏自身が「松下幸之助社」として神様として祀られていることです。商売繁盛や経営の成功を願うビジネスマンにとって、ここは外せない聖地となっています。

芸能と縁結びの別宮「椿岸神社」と「かなえ滝」

本殿のすぐそばにある別宮「椿岸神社(つばききしじんじゃ)」には、猿田彦大神の妻神である天之鈿女命が祀られています。彼女は日本最古の踊り子(芸能の神)として知られ、現在も多くの芸能人がお忍びで参拝に訪れます。

また、その横にある「かなえ滝」は、待ち受け画面にすると願いが叶うという口コミで広まった超人気スポット。開運成就や良縁を願う女性たちの行列ができることも珍しくありません。

聖地巡礼:手塚治虫『火の鳥』との深い縁

アニメや漫画ファンにとって見逃せないのが、漫画の神様・手塚治虫氏のライフワーク『火の鳥』との関連です。

『火の鳥 黎明編』に登場するキャラクター「猿田彦」は、まさにこの神社の主祭神がモデル。その縁から、椿大神社では手塚プロダクションとコラボレーションした「火の鳥」デザインの御朱印帳が授与されています。力強い火の鳥が描かれた御朱印帳は、まさに「復活」や「導き」の象徴として、聖地巡礼に訪れるファンから絶大な支持を得ています。

日本最古の獅子舞伝説

椿大神社は「獅子舞発祥の社」とも言われています。聖武天皇の時代、吉備真備が唐から持ち帰った獅子頭を奉納したのが始まりとされ、現在も3年に一度、1300年前から伝わる「獅子神御祈祷神事」が執り行われます。この獅子舞は三重県の無形民俗文化財にも指定されており、その歴史の深さを物語っています。

人生の岐路に立ったとき、あるいは新しいことを始めようとするとき。

「みちびきの神」が鎮まるこの森を訪れれば、あなたが進むべき道がパッと開けるかもしれません。ただし、無事に辿り着ければの話ですが……。

関連リンク・参考文献

[1] 鈴鹿市の縁結びの神様・パワースポットは「椿大神社」| 三重県の婚活は結婚相談所 ザベストマリアージュが伊勢市・松阪市・津市の出会いの場
[2] 椿大神社 | 全国観光資源台帳(公財)日本交通公社
[3] 椿大神社:由緒
[4] 椿大神社について | 椿大神社
[5] 椿大神社 | 全国の一の宮 | 一の宮巡拝会
[6] 【伊勢国一之宮】椿大神社(つばきおおかみやしろ)とサルタヒコ伝説 – 「hinata」な?かっちゃんBLOG
[7] “経営の神様”を祀る…三重・鈴鹿市『椿大神社』にある松下幸之助社 商売繁盛等を祈りに来る参拝者多数 | 東海テレビNEWS
[8] 鈴鹿の「椿大神社」は猿田彦大神を祀る神社の総本宮⛩️芸事や経営の神様、龍神様も。 椿まいりを楽しむコツ教えます! | 取材レポート | 観光三重(かんこうみえ)
[9] 「神様に呼ばれた人しか行けない」椿大神社の巡り方とご利益、松下幸之助社も 日本の神社と神様を巡る旅(第32回) | JBpress autograph
[10] 【S-ME002】椿大神社
[11] 松下幸之助が寄贈した茶室・鈴松庵|THE KOKONOE ENCYCLOPEDIA THOTH

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