兵庫県神戸市垂水区にある海神社(わたつみじんじゃ)。その名の通り、海の神様を祀る神社として、地元の人々から深く信仰されています。JR垂水駅からすぐというアクセスの良さも魅力の一つ。今回は、この海神社の知られざる魅力と、ちょっとミステリアスなエピソードを深掘りしていきます!
海の神様を祀る、由緒ある神社
海神社は、古くは「綿津見神社」とも呼ばれ、海の神様である綿津見三神(上津綿津見神、中津綿津見神、底津綿津見神)を祀っています。これらの神々は、海の底、中、上をそれぞれ司るとされ、航海の安全や漁業の繁栄にご利益があるとされています。
この神社は、もともとこの地に住んでいた海民たちが、海上鎮護のために海の神様を祀ったのが始まりではないかと考えられています。古くは「アマ」や「タルミ」の神と呼ばれ、江戸時代には「日向大明神」とも呼ばれていましたが、明治時代に本居宣長の説を取り入れ、「海神社」と呼ばれるようになりました。
海を見守る大鳥居と、意外な歴史
国道2号線沿い、海に向かってそびえ立つ朱色の大きな鳥居は、海神社のシンボルの一つ。高さ12メートルもあり、漁船にとっては海上の目印にもなっています。この鳥居は昭和32年に建てられたもので、意外にも歴史は浅いんです。実は、以前は松林が目印になっていたのですが、枯れてしまったため、代わりに建てられたそうです。
五色塚古墳との深いつながり?
海神社の近くには、兵庫県下最大の前方後円墳である五色塚古墳があります。この古墳の被葬者は、この地の海民を治めた豪族だったと考えられており、海神社との関連性も指摘されています。もしかすると、古代からこの地を治めていた豪族が、海の神様を祀り、航海の安全を祈っていたのかもしれません。
神社に隠されたミステリー?
海神社には、公式ホームページがあるのですが、それ以外にあまり詳しい情報が公開されていません。そのため、地元の人々の間では、様々な噂やミステリーが語り継がれています。
- 神社の名前の謎: 古くは「わたつみ」と呼ばれていたのに、なぜ「かい」と呼ばれるようになったのか?
- 社殿の変遷: 古くは四社別殿だった社殿が、なぜ一社建てに改築されたのか?
- 大鳥居の謎: なぜ、松林が枯れてしまったのか?
これらの謎は、まだ解明されていません。もしかすると、海神社には、私たちが知らない歴史や秘密が隠されているのかもしれません。
海神社を訪れてみよう!
海神社は、海の神様を祀るだけでなく、歴史やミステリーも感じられる魅力的な場所です。神戸を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。
アクセス: JR垂水駅より徒歩すぐ
ご利益: 海陸交通安全、厄除、安産
周辺情報: 五色塚古墳
海神社を訪れた際には、ぜひ、海の神様に感謝の気持ちを伝え、この地の歴史とミステリーに思いを馳せてみてください。
参考資料
[1]https://www.travel.co.jp/guide/article/5275/
[2]https://wild-scene.com/%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E3%83%BB%E4%BB%8F%E9%96%A3/15851/
[3]https://ameblo.jp/shigekanazawa/entry-12796278935.html
[4]https://rekihaku.pref.hyogo.lg.jp/digital_museum/legend2/story1/journey1/
[5]https://mintun.exblog.jp/23684026/
[6]https://sogensyooku.hatenablog.com/entry/2020/09/12/204652
[7]https://blog.goo.ne.jp/kimmy_v-kobe/e/4e8199442458caba180e4cb557ccfd73
